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江別で見つけた居場所(柿崎書店 柿崎さん)


今回は江別を拠点に本と人と江別を繋げる活動をされている柿崎書店 代表 柿崎 優希(かきざき ゆうき)さんにお話しを伺いました。

都会の喧騒から少し離れたこの地で、柿崎さんがどのように心地よく暮らし、地域にどう関わっているのかお聞かせいただきました。

目次

江別での生活について

ーなぜ、山形から北海道に?

大学進学の為ですね。実は、酪農学園大学に進学することになって、初めて江別を知りました。
家がもともと農家で、自然が身近なところで育ってきたので、その分野に進みたいと思いまして。

東京の農業系の大学も考えたんですけど、街に人が多すぎて肌に合わなかったんです。
江別は自然豊かで、ちょうどいい感じでしたね。

ー江別の雪にはびっくりしませんでしたか?

私、山形の大蔵村出身なんですよ。
あそこは日本一の豪雪地帯ですから、江別の雪はなんてことないです(笑)。
あと、これを道民に話したら「嘘でしょ!」って言われるんですが、山形は消雪パイプ(道路に散水して融雪する設備)があるので、路面が凍らないんです。その点、北海道は路面が凍るので大変ですね。
生活はとても便利で、徒歩圏内に買い物できるところがたくさんあるので、冬以外は自転車で事足りるし、車は持ってないですがバス停も近いので困ってないです。

2代目自転車 午子(うまこ)

ー夏の生活はどうですか?

夏は意外と暑いです。去年の夏は、クーラーのない家に住んでいたんです。私、暑さに弱くて、家の中で熱中症みたいになってしまったんですよ…。
最近引っ越したんですが、去年のこともあってクーラー付きの家を絶対条件にしました。
因みに、今は1DK家電が付いていて、月3万円程度です。

EBETSUtoでの活動

柿崎さんの活動は、EBETSUtoというグループでの繋がりが大きく関係しているとお話ししてくださいました。

EBETSUtoとは、市内のNPO法人を中心に4つの大学の有志によるプロジェクト。大学生が地域で実現したいアイデアや活動を支援しています。

EBETSUtoの公式HPはコチラ

ー実は本の街、江別を知ってもらいたい

江別って実は本の街なんです。
大きな図書館がいっぱいあるんですが、その魅力をもっと知ってほしいと思って。なので、柿崎書店で書籍に関する情報発信を始めたんです。
大学で特別支援ゼミに所属していたことから、特別支援教育と読み聞かせを掛け合わせたイベントも先日主催しました。人と本と江別を繋ぎたい気持ちで、柿崎書店を立ち上げました。

柿崎さん宅の本棚
ココルクえべつで行われた主催イベント

ー活動のきっかけ

江別で活動するきっかけは、EBETSUtoでの繋がりが大きかったですね。

ここは、何かやりたいって思ったら、全力でサポートしてくれるんです。
出る杭を打つというより、なんなら「出る杭を もっと出させてやろう ホトトギス」みたいな(笑)。
もっと出ろって応援してくれる。だから、居心地がいいんですよね。
個人でやっているラジオを始める際にもEBETSUtoで知り合った先輩に協力していただきましたし、主催イベントの会場決めもEBETSUtoのコーディネーターに相談して実現しました。

ー大麻銀座商店街から広がる活動の輪

今回、インタビュー場所に選んだ麺こいやはお気に入りの場所の一つで、今は資格勉強をする為によく利用しています。


若い世代を応援する面白いシステムがあるんですが、おなかまといって、寄付から食事ができるんです。わたしもこのシステムにお世話になってます。

ー京子さん(麺こいや)
おなかまお仲間という意味と同釜(同じ釜)という意味合いがあります。
おつりをそのまま寄付いただく方が多いですね。寄付してくださった方のお名前が瓶に書いています。

一粒50円として利用可能

2階部分はCommunityHUB 江別港(えべつこう)というコミュニティスペースになっていて、そこでラジオ収録をさせてもらってます。

江別港にはバンドが練習できる環境も

麺こいやの他にゲニウスロキが旅をしたというゲストハウスにもよく行きます。
ここでは、わたしも買い付けに行っている量り売り古着も置いてます。

面白い大人たちがいっぱいいます(笑)。

柿崎さんが東京で仕入れた古着

江別は柿崎さんにとってどんなところ?

江別って、私にとって本当に息がしやすい場所なんですよ。
卒業後、一度は道外の大学院に進学したんですが、やっぱり江別が好きで戻ってきたんですね。
ここはどんな自分でも受け入れてくれるし、自分の好きを尊重してくれるんです。
今は住民票も移して、江別市民として生活しています。江別は私にとって、心地よい居場所です。

今回ご協力いただいた方々

柿崎書店

代表 柿崎 優希さん
江別を拠点に、イベント主催・出店、ラジオ配信など本と人と江別を繋げる活動をされています。

柿崎書店 主催イベント「インクルーシブ読み聞かせ会「もっちもち」」の様子

このイベント名は子どもたちの笑顔のほっぺが「もちもち」してるところからきてるようです。
遊びに来てくれた子どもたちのほっぺが笑顔でもっちもちになって欲しい気持ちからこのイベント名にしたという。

麺こいや

ラーメンやドライカレーが食べられるお店。カフェ利用もでき、温かい照明の店内ではホッと一息できる。
柿崎さんはドライカレーがオススメなよう。

営業時間:
10時~17時(日曜日定休日)

住所:
〒069-0852 江別市大麻東町13番地48 江別港1階

最新情報はコチラ

ゲニウスロキが旅をした

大麻銀座商店街内のゲストハウスで道外からの長期滞在の利用者も多いよう。宿泊のみならず、イベントも不定期で開催されている。

住所:
〒069-0852
北海道江別市大麻東町13-32

最新情報はコチラ


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