今回のインタビューは、奈良からの移住者の大浦さんご夫婦（慎司さん・蘭さん）にご協力いただきました。
２０１２年に北海道へ移住してこられた大浦さんご夫婦。
江別へは２０１４年に移住し、２０１９年に喫茶店を開業されたとお聞きしました。
奈良から江別へと移住するに至った経緯をお聞かせいただきました。
奈良から北海道へ
ー何故、北海道へ移住しようと思ったのですか？
＜蘭さん＞
姉夫婦が札幌に住んでおり、二人で一週間ほど滞在する機会がありました。
その時に北海道の良さを体感し、住んでみたいと思い、１年後に奈良から移住しました。
＜慎司さん＞
すごく良いところで、北海道で生活するのも面白そうだと思い、勢いで移住してみようと決めました。
ー雪の生活に不安はなかったですか？
＜蘭さん＞
ドラマ「北の国から」のイメージが強く、周囲からはとても心配されました。
奈良県はほとんど雪が積もらない地域なので、雪のある生活は全く想像がつきませんでした。
実際に住んでみると雪国ならではの生活の工夫があり、大変ではあるものの楽しく生活できています。
＜慎司さん＞
移住前は特に不安はありませんでしたが、
北海道で初めて冬を迎えた際、凍結した道を歩いたり車の運転が想像以上に滑ることにびっくりしました。
札幌と比べても雪の多さに少し驚いたものの、北国の醍醐味だなと思い楽しみながら雪かきをしています。
ー雪かきが楽しいとは凄いですね！（笑）
＜慎司さん＞
はじめはどのぐらい雪かきをすれば良いかの加減がわからなくて、時間があるときは2.3時間もくもくとやっていました。
やればやるだけきれいになるので楽しかったです。筋トレにもなりますし。
でもいまは必要なところだけになっちゃいました。
江別在住のハウスメーカーの方との出会い。江別にある北海道っぽさ。
ー何故、江別に住むことになったのですか？
＜蘭さん＞
ハウスメーカーの担当者さんが江別在住の方で、とても良いところだとおすすめしてくださいました。
実際に江別を訪れた際、奈良に住んでいた時思い描いていた北海道の風景が広がっていました。
職場のある札幌へ近いところも魅力でした。
ー実際住んでみてどうですか？
＜慎司さん＞
もっと早く住みたかったなと思うくらい住みやすくて良いところでした。
＜蘭さん＞
住んでいる街(江別)を好きな方がとても多く、素敵だなと思いました。
ーちなみに、車の運転はどうでしたか？
＜蘭さん＞
道路が広くとても運転しやすいです。
雪道に慣れるまではブレーキの加減がわからずヒヤッとすることが多かったですが、
今はだいぶ慣れました。
＜慎司さん＞
冬場の雪道の運転は慣れるまで、スピードをあまり出さずゆっくり走りました。
今でも雪の降り始めは特に初心を忘れず安全運転を心がけています。
ー他に何か“北海道らしさ”を感じたことはありますか？
＜蘭さん＞
雪道で埋まってしまった車をみんなで助け合う姿にびっくりしました。
車の救助が終わったら何事もなかったかのようにスマートに解散する姿をみて感動しました。
老若男女、雪で困っている人がいたら自然に助け合う習慣がとても素敵です。
＜慎司さん＞
畑がとても大きく時期によっては牧草ロールが沢山あり、
牛がいたり、時々きつねを見かけたりして、
日々の生活の中で、北海道ならではを感じています。
ー不便さを感じることはありますか？
＜蘭さん＞
住む地域によっては車がないと不便かもしれません。
＜慎司さん＞
普段は全く問題ありませんが、大雪の時だけはJRやバスが遅れたり運休したりすることがあるので注意が必要です。
暮らしに向いている街、江別
ー江別をオススメするとすれば、どのようにオススメしますか？
＜蘭さん＞
住むまで知らなかったのですが、江別市内には図書館や公園、大学がたくさんあり、
様々な年代の方が生活をしていて“暮らし”にぴったりの街です。
人も暖かく、心穏やかに生活をできることがとても幸せです。
ー江別市内のおすすめスポット
＜蘭さん＞
映画館(イオンシネマ)です。
移住する前は生活圏内に映画館がありよく通っていたのですが、札幌では近くに映画館がなく鑑賞の機会が減っていました。
江別に引っ越してきて、生活圏内に映画館があることの有り難さをひしひしと感じています。
映画館は“自分だけの時間”が過ごせるので、私にとってとても大切な空間です。
街の灯台喫茶ファロの基本情報
今回インタビューに対応してくださった大浦さんご夫妻は
市内にある野幌駅前で「街の灯台喫茶ファロ」を営んでいます。
サイフォンで出てくるコーヒー、そしてレコードから流れてくる音楽でほっと落ち着く空間。
是非訪れてみてはいかがでしょうか。
■営業時間
11:00～20:00（日祝19:00まで）
■定休日
水曜日
■最新情報は各種SNSをご覧ください
Instagram
■場所
野幌駅北口より徒歩１分
