※本コラムは、商業施設が充実している江別の買い物環境の良さを、面白く読んでいただくために書いたものです。批判の意図は全くありませんので、ご理解のうえお読みください。
2つのイオンに戸惑う江別市民
国道12号を札幌方面に見ると、左側に「イオン江別店」右側奥に「イオンタウン江別SC」
江別で「イオン」というと「どっちのイオン?」と聞かれます。なんと道路を挟んで斜めに見える距離、直線で約600mの場所に「イオン江別店」と「イオン江別ショッピングセンター」の2つのイオンがあるのです。
ニチイ江別店とイトーヨーカドー江別店
この二つは、もともと「ニチイ江別店」と「イトーヨーカドー江別店」でした。オープンしたのは両方とも1978年のこと。間違えようの無い店名でした。
イトーヨーカドーの閉店とイオンタウンの誕生
写真は、2016年頃のイトーヨーカドー江別店
その後「イトーヨーカドー江別店」は、2007年に閉店、江別市内の会社が所有していた建物は同年のうちに、イオンタウン(株)が借り上げることとなり、「イオンタウン江別ショッピングセンター(SC)」が誕生しました。
ちなみに、当初は、核テナントとして「マックスバリュ」が営業していました。
イオンタウン江別ショッピングセンターを「かわなか公園」側から撮影(2019年)
幾度の名称変更とイオン江別店の誕生
「ポスフール江別店」時代の店舗外観
一方の「ニチイ江別店」は、1997年に「江別サティ」となり、2002年「ポスフール江別店」と名称を変えていました。
そして2011年にイオン北海道(株)が運営する「イオン江別店」となりました。
イオン江別店(2019年6月撮影)
こうして、極めて近くに、イオンタウンが運営する「イオンタウン江別SC」とイオン北海道が運営する「イオン江別店」という2つのイオンが誕生したのです。
似た店名に戸惑う江別市民
イオンタウン江別SCのキーテナント「ザ・ビッグ江別店」
そんなこともあり、いつまでたっても「元ヨーカドーの方(イオンタウン江別SC)」などと説明を加えることになるのです。
いまだに「ポス」と呼ぶ人
一方、「イオン江別店」の方は、さすがに「旧ニチイ」と呼ぶ人は、少なくなりましたが、いまだに「ポス(元ポスフールの意味=イオン江別店)」という呼び方が存在します。
時代は令和を迎え、ここ数年は、ようやく「ザ・ビッグ」という名称も定着し、「イオン江別店」は「イオン」、そして「イオンタウン江別SC」は「ビッグ」と呼ぶことで混同は少なくなってきたように思われます。
いずれにしても、市外からのお客様に道案内するときになどには、いまだに丁寧な説明が必要となるのです。
とはいえ、近接してイオンが2つあることは、江別の買い物環境が充実しているということでもありますね。
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2019.06.21(編集部T・K)