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【歴史】江別市に戦闘機の工場があったってホント!?

江別市歴史的建物が多く残っており、縄文土器なども多く発掘されます。歴史的な建物も多く残っており、さまざまな歴史的ストーリーがあるようです。

今回は、その江別歴史の中でも戦時中に「戦闘機」が造られていたとの噂を耳にしたので、調べてみることにしました。

驚きの写真もありましたので、最後までご覧くださいませ。

 

戦闘機は本当にあった

今回、ゼロ戦が造られている噂を確かめる為に、江別市郷土資料館に行ってきました。

早速、答えになりそうな物を発見。

ここの説明員の方にお話を伺ってみると、「戦闘機は、江別市で造られた、ではなく、組み立てられた、が正しい表現です。」とのことです。

実は、北海道各地で戦闘機の部品が造られており、江別市の工場では組み立てを担当していたとのことです。(エンジンは東京制作)

戦時中ですので、軍事工場の情報は極秘。

工場で働く従業員ですらも、何を作っているのかわからないとか。

でも江別市の工場は、最終的な組み立てを担当していたので、従業員も何を作っているのかわかってしまいますよね。

 

戦闘機の工場は王子製紙だった!?

今は紙をつくる工場として、王子製紙が江別市にあります。

その王子製紙工場が、戦時中は戦闘機を組み立てる工場だったとのことです。

因みに戦闘機の組立数は、最終的に3機のみ。

他にも、SNSでは一般の方から「金属不足で木製飛行機を試作していたと思います。」との情報提供していただきました。

 

アメリカ軍から銃撃を受けた!?

戦時中は、軍事工場などを破壊すること多く、相手の軍事力を下げることを目的とされていました。

その為、江別市にある戦闘機組み立て工場(王子製紙)も、上空からアメリカ軍の飛行機によって攻撃を受けました。

その時、アメリカ軍が落としていったと言われている物がこちらです。

ロケット弾や、機銃のやっきょうなどが展示されています。

でも、なぜ王子製紙でゼロ戦を組み立てていることが、アメリが軍にバレてしまったのでしょうか?

その答えが次です。

 

滑走路から工場の場所がバレた!?

戦時中、江別市には飛行機の滑走路がありました。

恐らくこの滑走路から、→誘導路→王子製紙、の順番で「ここで飛行機が造られているはず」と推測されて攻撃を受けたのではないかとされています。

当時暮らしていた人によると、アメリカ軍の飛行機が低空で飛んでおり、相手の顔をみることもできたとか。

因みに、現在の上空写真から滑走路を予想してみると

「江別古墳群」を起点に、南に滑走路が伸びているように見えます。

私の予想なので、参考までにご覧いただければ幸いです。

因みにSNSでは、一般の方から「元江別ホーマックの向いあたりと聞いたことがあります」と教えてくれました。

 

軍事資料は全て破棄された!?

戦争が終わると、軍事武器や資料など、全て破棄するように国から指示があったとのことです。

しかし、王子製紙で組み立てられたゼロ戦の資料を破棄するのはもったいないとのことで、当時の人たちが資料を地中に埋めたとか。

そして、数年後掘り起こそうと思った時に、埋めた資料が見つからなかったとか。

その為、現代の人が鉄感知器を用いて探したところ、資料を保管していた鉄の箱が見つかり、掘り出されたとか。

しかし、長い年月が経っており、資料が読めたり読めなかったり。

そして、読める資料だけ保存会の方が、資料を作り直し、江別市郷土資料館で保管されています。

私は実際にその資料を見ましたが、この資料残っていることよりも、この資料を再度復元した保存会の方に衝撃を受けます。

ものすごい量の資料があり、資料の中から、当時の工場の記録が見れますので、気になる方は是非時間をかけてご覧くださいませ。

 

戦闘機について調べてみた

私はこの戦闘機を見たとき、ゼロ戦戦闘機だと思っていました。

しかし、SNSで一般のかたから「ゼロ戦ではありません」とのご指摘を受けてビックリ!

詳しく教えていただきました。


(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%BC%8F%E5%8D%98%E5%BA%A7%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

江別市で組み立てられていた戦闘機は、陸軍機の二式単座戦闘機。

実は、海軍機と陸軍気では扱う戦闘機がことなり、ゼロ戦は海軍機で、陸軍機は二式単座戦闘機でした。

確かに映画に登場するゼロ戦は、みんな海で戦っていますよね。

改めて私も勉強になしました。

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陸軍機:二式単座戦闘機(中島飛行機製)

wikiを参考にする方はこちら

海軍機:零戦(三菱飛行機製)

wikiを参考にする方はこちら

※中島飛行機はスバル・富士重工の前身企業です。

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郷土資料館情報

時間:9時30分~17時(入館は16時30分ころまで)

定休日:月曜日(祝日・振替休日の場合を除く)、祝日・振替休日の翌日(土・日の時は火曜日)、年末年始(12月29日~1月3日)

料金:高校生以上200円、小・中学生100円
分館(屯田資料館)との共通券 高校生以上240円、小・中学生120円
※20名以上の場合団体割引有

場所:江別市緑町西1丁目38

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