札幌の隣に位置し、札幌市内をはじめ、様々な場所へアクセスが便利な江別市。
0歳~14歳の年少人口の転入超過数が、全国約1,700市町村のうち、5年連続全国20位以内で、子育て世代の方々が多く暮らしています。
そんな江別にUターン移住し、個人事業主としてビデオグラファー“ TOTTOCO MOVIE(とっとこムービー)”として活躍されている冨士さん。旦那さんと息子さん、娘さんの4人で暮らしている冨士さんに、江別での暮らしについてインタビューしました。<動画バージョンはこちら>
ー結婚出産を機に、江別に戻られたと聞きました
はい、子育てしていく上でマイホームが欲しいなとずっと思っていたんです。でも、札幌だと土地の価格が現実的じゃなくて。そんな時私が生まれた江別だったらどうだろう、と調べてみてみると・・・これならいけるかも!と思い江別市で家を建てました。
正直なところ、学生の頃は江別を早く出たいと思っていたんです。でも今は逆で、子供の頃わからなかった良さに気づいて江別に戻って本当に良かったなと思っています。
ー江別の良さ。それはどんなことですか?
よく「江別には何もない」と言われますし、私自身もそう思ってました。確かに観光できるスポットや、都会にあるようなお店は少ないかもしれません。でも生活に必要なものは近場で揃いますし、交通機関も整っています。公園や子供が無料で遊ぶことができる屋内の遊び場もあって、子育てには本当に良い環境だなと感じました。
そして、人の距離感が本当にちょうど良いんです。冬になると江別は雪がたくさん降りますが、そんな日には近所の方と少しお話しながら雪かきしたり、朝ゴミ出しの時にすれ違う時に挨拶をしたり。行事などに強制的に参加させられたり、独特のルールによるしがらみのようなものはありませんでした。
ー学生さんや単身で住む人も多いから、外から来ることに慣れているのかもしれませんね。
あとは小さなお子さんがいる方は経験したことがあるかもしれないのですが、バスや電車で子供がぐずっちゃった時、それを迷惑がるどころか「気にしないで〜」と当たり前のように微笑んでくれた時には本当に暖かいなって思いました。
公園の数も本当に多くて、平日は遊び放題。かといって人が居ないかというとそんなこともなくて。安心して遊びに行けるような空気感なんです。子どもを見かけることも多いので、街全体が子育ての雰囲気に慣れているような感じがします。
ー休日はどんな過ごし方をされるんですか?
季節をすごく感じられる街なので、近場なら春は公園の桜が満開になって、夏は公園にある水場で遊んで・・・秋は紅葉、冬は雪遊び。札幌に行けばなんでもありますし、市内には野菜の直売所もたくさんあって、夏は朝収穫した野菜を買うことができるのも嬉しいです。江別は小麦が有名で、美味しいパン屋さんもたくさんありますよ。
最近は千歳市にあるサケのふるさと館がお気に入りです。本物の川の中が見られる窓から、サケの一年を子どもたちと観察することができるんです!たまに全然サケが居ない時もあったりしますけど(笑)
でも、ほどよく空いている場所でゆったり休日を過ごすのが好きなので、それもまた良かったりするんですよね。江別はアクセス便利な場所にあるので、他の街の良いところをちょこっとずつつまめるような気がします。
ーちなみに旦那さんは、今札幌にお勤めなんですか?
そうなんです。札幌で仕事をしています。江別からは札幌までJRで20分ほどなので、全然通えてしまってます!
ー移住して驚いたことはありますか?想定していた移住のイメージと違ったこととか。
そうですね、やっぱり札幌よりは雪は多いです。雪かきも大変な日はあります。でも道路は夜間に除雪が入りますし、元々江別で育ったこともあり、雪道の運転などは慣れていました。
あとは、札幌からこんなに近いのに自然に触れられることです。一番驚いたのは、一回だけですが道沿いに鹿がいたことです!
リスやキツネはたまに見かけますが、鹿が歩いていた時は思わずカメラを向けたくなりました(笑)
ーカメラといえば、今は個人でお仕事されているんですよね。
はい!そうなんです。今は個人事業主(ビデオグラファー)として働いています。
個人のお客様向けに、子どものメモリアルなイベントはもちろん、普段の何気ない日常にも寄り添って撮影させていただいています。
子供が産まれた頃からよくSNSを見るようになって。どうすれば子どもとの記録を綺麗に残せるかを試行錯誤していました。
とにかく「撮っとこ」の繰り返しが今の仕事に繋がっていました。前職の映像のスキルも活かせますし、とても私に向いているなと感じています。
「みてみてー。おはな、きれいだね」
「あっ、とりさん!おうちにかえるのかな?」
「ねぇねぇ、どんぐりみつけた!」
こどもの成長はあっという間、そしてお父さんお母さんも年重ねてゆく。
いつもはお父さんお母さんって撮影する側ですけど、たまには撮影を誰かに任せて、お子さんと思いっきり楽しむ時間を作ることも大切だなって。
どこかに遊びに行った時の写真はともかく、普段何気なく過ごしている親子での写真ってちゃんと残っていなかったりしませんか?
そんな日常の風景こそ、将来見返すときっと特別な感動があると思うんです。
ーとても素敵なお仕事ですね。カメラを通して色々な思いが伝わってきます。
江別って四季も感じられて、広い遊び場があって。カメラを構える側としても、とてもいいロケーションだなって感じることがよくあります。街もレンガで統一感がありますし。
自然も多くて、都会にも近くて。親子でのびのびと暮らしていきたい、そんな人に私は江別をオススメしたいですね。
ー貴重なお話ありがとうございました!
動画バージョンはこちらから!