江別市の小中一貫教育_子どもの9年間を安心して育てる

引っ越しする時に、心配になるのは子どもの転校。新しい学校になじめるだろうか、のびのびと能力を伸ばせるだろうかなどと、とても気になりますよね。
江別への引っ越しを考えている皆さんは、「江別は子育て環境が良い」と聞いたことはありませんか?どうしてそのようなことが言われるようになったのか、この記事では、最近の取組の中から、江別市で行われている「小中一貫教育」についてリポートします。
小中一貫教育って何?
江別市では、小学校と中学校の9年間を一つの連続した教育期間としてとらえ、各中学校区ごとに“一貫した指導”、“系統的な指導”、“相乗的・補完的な指導”を行う「小中一貫教育」を、令和5年度から全ての小中学校で導入しました。
◆パターン1:同一小学校から同一中学校へ進学

◆パターン2:複数の小学校から同一中学校へ進学

◆パターン3:複数の中学校に進学する小学校がある

これは、校舎を統合するということではなく、小学校6年間+中学校3年間を小中の先生が連携しながら切れ目なく育てていこうという考え方なんです。
このことで、子どもたちの中学校進学時の戸惑いやストレス(いわゆる「中1ギャップ」)が軽減されたり、学習意欲や自己肯定感を高めることにつながるといわれています。
目指す子どもの姿を、地域みんなで描く

とても素敵な取り組みが、各中学校区ごとに「中学校卒業時、こんな子に育ってほしい」というゴール像を掲げていること。学校だけじゃなくて、地域・家庭がこの目標を共有しながら義務教育9年間を通じて子ども達を育てるんです。
たとえば、「夢をいだき 仲間と共に 未来を拓く子ども」(※江別第一中学校)のように、それぞれの地域の思いがこめられたフレーズがあります。
「この子たちを、みんなで育てていこう」っていう雰囲気、すごくいいですよね。
実際どんなことをやってるの?

江別市の小中一貫教育では、学習や学校生活の基本的なルールを中学校区で揃えるなどの「一貫した指導」と、9年間を見通した授業による「系統的な指導」を行い、中学校体験登校など「相乗的・補完的な指導」の取組を行ているとのこと。
江別市教育委員会で発行している小中一貫教育の広報媒体「つなぎ つむぐ」を見ると、最近だけでも、次のような取り組み事例が紹介されていました。
・小中学校の教員が相互に授業を参観し、一緒に指導を行うチーム・ティーチングを実践
・小中学生合同の体力テストや清掃などのボランティア活動
・小学生が中学校の授業や学級活動・部活動などを体験する機会
・中学生が母校の小学校の夏休み学習会にボランティア参加
・小学生が中学校へ登校し、朝のルーティンを体験
このように、子どもたちが緊張せずに次のステージへ進めるような工夫が、あちこちに散りばめられているのですね。
そのほか、小中9年間を通した「系統的な指導」と「一貫した指導」を進めるために、先生方は、各部会に分かれて、小中合同で研修会を開催するなどして研鑽を深めています。
地域ぐるみの「コミュニティ・スクール」も充実
最後に紹介したいのが、「コミュニティ・スクール(CS)」の取り組み。これは、学校・保護者・地域の人が一体となって学校づくりに関わる仕組みで、江別市では全校区で導入済みです。
地域の人が学習をサポートしたり、学校運営の方向性について一緒に考えたりしているとのこと。
特に印象的なのは、地域の農園活動や地元大学と連携した学びの場。“地域と育つ子どもたち”という感覚が、ちゃんと形になってるんです。
移住を考えるなら、「教育の視点」で江別を見てみて!

江別市の小中一貫教育は、「勉強ができる子を育てる」だけじゃなくて、「子ども一人ひとりが、自信を持って成長していけるように」という思いが根っこにあります。
これだけの仕組みがあるまちは、そう多くないのではないでしょうか。
「子どもが安心して育つ場所」
「中学進学がスムーズな地域」
「子どもが主役の学校」
そんなキーワードで引っ越し先を探しているなら、江別市はとても注目すべき選択肢だと思います。