江別市内の大学から羽ばたいた卒業生たちの活躍(1)
札幌市に隣接した江別市には、4つの大学があり、それぞれ分野が異なる個性的な教育が行われています。
酪農学園大学、札幌学院大学、北翔大学、北海道情報大学には、合わせて1万人近い学生が在籍しており、全道・全国から毎年多くの学生が入学します。
一方で、学び舎を後にした卒業生たちは、4年間の経験と大きな夢を携えて、さまざまな方面で活躍しています。
この記事では、江別市内の大学を卒業し、社会で活躍する若手社会人に、お話を聞きました。
ITとアナログを結ぶ架け橋に
寺井 和さん/所属:トラストバンク株式会社 COO
2014年3月に北海道情報大学経営情報学部を卒業した寺井和さん。もともと教員志望でしたが、一方で、近年めまぐるしい進歩を続けているIT(情報通信技術)を学んでおくことは不可欠だと考えていました。
そこで、最先端の情報技術が学べ教育課程も専攻できる北海道情報大学に入学。在学中はITのほか、経営やマーケティング分野についても学びました。
「入学当初は教職を目指していましたが、大学4年間で、ITやWEB技術によってもたらされる様々な可能性を知りました。次第に、その可能性を追求してみたいと思うようになったんです。」
卒業後は大手人材企業へ就職し、求人広告の営業からサイト運営全般に携わるようになります。
そして、2019年春からはトラストバンク株式会社で、障害福祉施設向けの業務記録管理をサポートするクラウドサービスの開発等に従事。一方、自らも会社を立ち上げ、スポーツチームのスタートアップ支援やWEBマーケティング支援などの仕事をしています。
「学生時代、ランチで野幌のびっくりドンキーや文京台のスリーエッグスに良く行きました。シフォンケーキのル・カルムさんも美味しくて覚えています。また、実は卒業してからも、高校の同級生が結婚して江別市に移住するなど、まちの暮らしやすさについて耳にする機会があるんです」
大学4年間通い続けた江別市でしたが、卒業して離れてからも暮らしやすさや魅力を耳にすることが多いといいます。
そうした江別市の良さを伝えたいと、大手人材企業が運営する地方創生事業のWEBサイト上に真っ先に江別市紹介ページを作るよう働きかけました。
【リンク】
https://tenshoku.mynavi.jp/opt/lg/(マイナビ_全国自治体支援制度)
https://tenshoku.mynavi.jp/opt/lg/h01/(マイナビ_江別市紹介ページ)
ITとアナログの世界を結びつけたいという思いは、江別市に対しても抱いている寺井さん。
「ITをもっとうまく使うことで、江別市は交通や仕事の仕方などさらに快適なマチになる可能性を感じます」と思いを語ってくれました。