暮らしの中で、インテリアは毎日の気分を盛り上げてくれる重要な役割があります。
その中でも植物は、どの部屋の雰囲気にも合わせやすく、癒しや加湿調整など効果が期待できます。
しかし植物って正直、
- 育てるのが難しい
- 自分のセンスが問われる
といった問題から、購入を躊躇する人も多いのではないでしょうか。
しかし今回江別市(銀座商店街)に、その考えが一変するほどの花屋さん(comocoさん)がお店を出しておりましたのでご紹介いたします。
(ご縁があり、取材してまいりましたので、その内容を記事にまとめてあります。ご覧くださいませ。)
マニアックすぎたらごめんなさい。
無駄のない花の活用法とは!?
今回取材させていただいたお店は、江別市大麻銀座商店街の花屋さん、comocoさんです。
お店の運営しているのは”荒さん”という方で、ご縁があり知人から紹介していただき、今回お話を聞かせていただくことになりました。
お店に入ってまず驚いたのが、その内装空間。
360°花に囲まれており、生花からドライフラワー、リースなど種類はさまざまです。
写真でもその内装空間の素晴らしさがわかるかと思いますが、実際に行ってみると迫力が違います。
しかしこの内装空間、意図してつくった空間ではないと話します。
どんな商売でも必ず商品の売れ残りやロスは出ます。
荒さんが営むお店でも、お花には寿命があるので売れ残りが発生してしまいますが、その花たちを翌日から天井に吊るすようにしている間に、この空間ができたと話します。
花を大切に扱う荒さんの想いが話から伝わってくるのと同時に、この空間を造り上げた荒さんのセンスの高さがすごいです。
ドライフラワーなので半永久的に飾ることができますし、お気に入りの花は日焼けして色が抜けないように窓から離したりしていると言います。
花を長期間にわたって楽しむ方法とは!?
お花には当然寿命があります。
ドライフラワーにしてしまえば、半永久的に楽しむことも可能になる場合がありますが、基本的に数日から数週間。
店主の荒さんは「1日で散る花もあって、私はそういった花も好き」と話します。
観賞し楽しめる期間が長い方が”得”と思っていましたが「1日だけでもその花の美しさを見ることができた。」といった儚さを含めて楽しむ観点は今までなかったのでとても新鮮でした。
確かに、桜も散るのが早いですよね。
そしてその散る過程を楽しんだりします。(「今は何分咲き」と言ったり。)
でもときには花をプレゼントしてもらって、
- 枯れた花を捨てるのは心苦しい。
- やっぱり長く花を観賞し、楽しみたい!
なんてこともあるのではないでしょうか。
荒さんに聞いてみると
荒さん「そういった方には、ドライフラワーに適した花を選んだり、お客様に納品した花をドライフラワーになる直前で、引き下げて再度納品することも。」
私「引き下げて再度納品するってどういうことですか?」
荒さん「ドライフラワーになる過程で、水分が抜け花が痩せます。そうなると花束ときと見え方が変わってくるので、再度手を入れてることで美しいドライフラワーになるんです。」
私「生花からドライフラワーになるまでを、ひとつのサービスとしてやっているんですか?」
荒さん「基本的にはやっていませんが、お客様からそういった要望があれば受けることがありますよ」
(写真左:ドライフラワーにする為、引き下げてきた花 写真右:ドライフラワーのリースなど)
私が思ってた花屋さんって、お店で売って終わりだと思っていましたが、ここまで人に寄り添って花を売ってくれる花屋さんは、今会ったことがありませんでした。
荒さんにファンが多い理由が徐々にわかってきました。
花とインテリアについて
私は花を含めて、植物を家に置くことが好きです。
荒さんにそのことを話していると「昔は家の中に花を置くスペースが設計されていたんですよ。和室の床の間や玄関の横など。」
確かに昔の人は、花を楽しむように住宅が設計されていますよね。(今も和室に床の間を造る人もいますが、花の位置を設計する人は少ないでしょう。)
そう考えると、現代の人は昔の人に比べて花を楽しむ機会が少ないように感じますが、荒さんは住宅にお花を飾る仕事を受けることもあると話します。
「住宅にお花を飾るお仕事のときは、お花を飾る場所が決められていない分、周りの家具の位置や色から空間に合う花を選び、飾っています。」
(因みに以前ご紹介した「アトリエキバコ」さんのモデルハウスでも、荒さんのセンスが納品されていますよ。)
とても大変そうですが、荒さんはやりがいや楽しさなどがあるようで、経験の大きさやスキルの高さを改めて感じます。
その証拠に、荒さんのお店には家電を再利用した鉢や、
学校で馴染みのある机と椅子もありますが、空間を阻害することなく存在しています。
「これらは近所の方がくれたもの。他にもたくさん近所の方が持ってきてくれます。」
しかしこれを違和感なく使うこと、これが荒さんの魅力でしょう。
(写真左:近所の方がくれる松ぼっくり 写真右:残ったたまねぎ、上を食べる予定)
comocoさんへの注文方法とは!?
荒さんが営むcomocoでは、基本的に受注生産。
事前に注文を受けて、後日受け取るといった方法です。
例えば「〇〇日に、〇〇へプレゼントしたいので、〇〇円で造って欲しい」など
その他にも
- 第一週・第三週/金曜日・土曜日
- (金曜日/16:00~20:00)
- (土曜日/13:00~17:00)
にお店をオープンしており、
- 季節の花
- 荒さんが好きな花
が売られています。
種類はあまり多くないと話しますが、荒さんのセンスの高さにファンが多いようです。
注意
- お求めやすい価格にするため新聞紙でまとめてお渡し。
- アレンジメントや花束はその場で製作できないので、事前予約しましょう。
- 日程が変更になる場合もありますので、SNSをフォローしておこう。
SNSをフォローするには!?
comocoはSNSも更新中。
リアルタイムの情報を得ることができますので、下記のアカウントにアクセスしてみて下さい。
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comocoさんで飼育されているカエルとは!?
荒さんのお店comocoには、とってもかわいいカエルが飼育されています。
荒さんは「名古屋から取り寄せたお花に付いていた。季節は冬だったので外に逃がすこともできなかったので飼うことにしました。」
飼育方法もしっかり勉強しているようで、近くのホームセンターでコウロギを購入し、栄養が偏らないように亀のエサを粉末にしたものに付けて与えているようです。
たまたま来たカエルも、ここまで手厚い保護に感動していることでしょう。
終始微動だにせず、眠そうにどこかを見つめるだけ。
きっと花に囲まれて幸せなのでしょう。(まさに天国)
因みにカエルの名前はミモザの花にくっ付いていたので「ミモ」。
そして荒さんは江別市野幌森林公園で行われたカエルのイベントに参加するようです。
もう完全にカエルの「ミモ」を溺愛。
そんな愛が大きい荒さんと可愛いカエルの「ミモ」に、あなたも会いに行ってみてはいかがでしょうか^^!
写真
お店詳細情報
営業時間:
- 第一週・第三週/金曜日・土曜日
- (金曜日/16:00~20:00)
- (土曜日/13:00~17:00)
配送エリア:札幌市、江別市、北広島市(※5,000円(税別)以上で自店配達致します。)
配送手数料:
- 札幌市厚別区 / 江別市 → 無料
- 札幌市 / 市内中心部・豊平区・白石区・清田区・東区 → 800円
- その他のエリア → 1,000円
電話番号:070-5288-0082
ホームページ:http://www.comoco.info/
場所:北海道江別市大麻東町13-52