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江別市のモデルハウスに行ってみた!パート2(構造・設備・外観編)

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江別市内に限らず、オシャレなを見かけたら、そこにどんな家が建っていたか長い間記憶に残ったりしますよね。

  • 中はどんな空間が広がっているのだろう
  • どんな材料を使っているのだろう
  • どんな技術でこの家を建てたのだろう

など気になって、しばらく頭の中はそのことだけに。

しかし今回、中を案内してくれるオシャレなモデルハウスのお家があり、そこで私なりに面白かった点が数多くありましたので、ブログの記事にしました。

前回に引き続きパート2(構造編)を記事にしましたので、ご覧くださいませ。

マニアックすぎたらごめんなさい。

 

 

構造材から見える職人芸

モデルハウスの2階リビングの中央に構造柱が1階から伸びていますが、その柱に大工の技”かなわつぎ”がありました。

プレカット加工が主流のなかでなぜここに”かなわつぎ”が使われているのか聞いてみると。

プレカットとは!?

木材を現場に入れる前に、工場の機械で切断したり加工することです。

「ここのモデルハウスの一番下から上まで通す長い柱が無いので、大工さんの技を使いました。」と中川さんは教えてくれました。

これがどういうことなのか。

家を建てるうえで構造材の規格サイズってものがある程度きまっています。

その決まった規格サイズから外れることもできますが、お金が必要になってくるので皆さんある程度規格サイズの中で設計するのではないでしょうか。

しかしアトリエキバコの中川さんは、規格サイズから外れるといった問題を、大工さんの技でカバーしていました。

これは柱に限らず、さまざまな部分で活躍し、難しい建物の形状も大工さんの高い技術で成し遂げられる場合もあります。

建築家にとってはこういった高い技術をもった大工さんは、自分の設計範囲を広げてくれるのでとても貴重な存在です。

 

天井のつくり

アトリエキバコさんの天井は構造材が露出しています。

住宅の多くはフラットな天井をつくって、その天井裏に断熱を充填することが多いですが、中川さんは構造材など木の雰囲気を出すために屋根断熱にしたと話します。

屋根断熱に変えることで、天井が高くなったり空間を広く使えたりなど他にもメリットがたくさんあります。

中川さんはその利点を生かして、他にも建物の全体の高さを低くし建物外観的にも重厚感があるように設計したと教えてくれました。

こういった屋根断熱にすることで、内部空間だけではなく建物外観なども変えれるのは、経験が多い建築家に依頼するメリットのひとつだと私は思います。

 

 

パネルヒーターが無い理由とは!?

 結論から申し上げると、アトリエキバコさんのモデルハウスにはパネルヒーターがありません。

FF式のストーブが1階に1台あるのみ。

しかし室内は暖かく、足元も問題ありませんでした。

これについて聞いてみたところ、「基礎の内外に断熱材を貼っていて、壁には厚めの断熱材、屋根には世の中で一番性能の良い断熱材を探して採用しています。」と教えてくれました。

パネルヒーターからFF式ストーブに変更するだけで、かなりコスト削減になりますし、FF式ストーブの暖房費も教えて頂きましたがビックリする程、安かったです。

モデルハウス内には、薪ストーブもありましたが、頻繁に使うことはないようです。

断熱工法や暖房計画について詳しく聞いてみたい人は、ご自身でモデルハウスに行ってみるといいでしょう。

 

窓にも秘密が!?

断熱性能を表す指標に”Ua値”があります。(平成25年度以前まではQ値と呼ばれていましたが、計算内容が改められてUa値に進化しました。)

Ua値とは!?

住宅の断熱性能を表す値で、この値が低いほど「熱を通しにくい家ですよ」ってことを意味します。

私を含め多くの建築家さん達は、あまり数字で表現することは好きではないと思いますが、Ua値の値に大きく左右する窓の存在は確かに無視できません。

窓は建物の中でも外気の熱を通しやすい部位で、アトリエキバコさんにも大きな窓があります。

しかし、そこの窓にはトリプルガラスが採用されており、ペアガラス窓に比べて熱を通しにくい窓になっていました。

少しづつ主流になりつつあるトリプル窓ですが、まだまだ価格が高い方で大開口などの主要窓にだけ採用するのが良いかもしれません。

すこしづつ価格が落ちてきているということなので、これから家を建てる人は一度検討してみると良いでしょう。

 

 

換気計画にも秘密が!?

日本の建築基準法では、「2時間に1回建物全体の空気が入れかわるように24時間換気しなさい」って換気機器の設置義務があります。

これは昔の住宅と比べて隙間風が少なくなったため、有害な空気が室内に留まってしまうことが理由のようです。

住宅の性能が良くなって、限りなく隙間が小さくなったまでは良かったですが、結果として「結局換気口から外の風を室内に入れるんかい!」って突っ込まざる得ないですよね。

しかしこれは勝手に入ってくる風とは違い、計画的に入れる外気(換気)になったので決してネガティブなことでもないと思います。

計画的に外気(換気)を入れることで、結露の改善や暖房効率の改善にもつなげることができるので、心配な方は依頼先に聞いてみるのが良いでしょう。

現在住宅の換気方法は大きくわけて3つあります。

メモ

  • 1種換気:給気・排気ともに機械で行う換気
  • 2種換気:給気を機械で強制的に行う換気
  • 3種簡易:排気を機械で行う換気

多くの住宅は3種換気が主流でしたが、最近では1種換気も増えてきたように見えます。

1種換気を売りにする住宅メーカーの多くは、「熱交換器」が備わっています!ってことではないでしょうか。

熱交換器とは、外気の空気をそのまま入れるのではなく、少し温めてから入れるといった方法なので、24時間換気していても外の冷たい風がそのまま家に入ることを軽減することができます。

では、これから家を建てる人はどの換気方法を選択すればよいのか?これは設置コストやランニングコストを含めて検討されるのが良いかと思います。

例えば、1種換気の”機能”と”金額”(設置コスト・ランニングコスト)を天秤にかけて、必要なければ3種換気を採用するなど、ご自身がどこにお金をかけるのかは人それぞれなので、ゆっくり建築家さんなどと考えることがよいでしょう。

当然アトリエキバコさんでも換気計画について色々お話を聞くことができますし、他の住宅では見られない方法がありましたので、気になる方は是非モデルハウスに行ってみてはいかがでしょうか^^!

 

協力隊の小言

24時間換気のルールなんでできたの?

平成15年以前くらいまでは建材に有害な化学物質が入っているとかで、辛い思いをした人がたくさんいたようです。今では建材に「F☆☆☆☆」が記されている建材(化学物質が限りなく少ない建材)しか使えません。ポイントは化学物質が”限りなく少ない”ってことで、全くないわけではないようです。そのため隙間風がほとんどない現代の住宅では有害な空気が留まりやすく、強制的に換気する必要があります。しかし化学物質には放散年数というものがあり、それを過ぎても換気が強制的に必要なのかは正直疑問が残るところです。それについては「いやいや、家具にも有害な物質が使われているかもしれない!」ってことで、引き続き24時間換気の必要性があるようですが、正直それだけの理由で?毎日窓を開ければ良いのでは?など考えてしまいます。だって有害物質を出さない家具はたくさんあるのですから。

 

 

外壁材

アトリエキバコさんの外壁は2種類で構成されていました。

上の2階は杉材、1階の外壁材はレンガ。

レンガは江別市のレンガを使用しており、ご自身で工場に行きハネ品を選んで外壁材に用いたとのことです。

ハネ品とは!?

色がまばらだったり、曲がったり歪んだりしていて、売り物にならないと判断されたレンガです。

昔のレンガは熱の入れ方を均等にするのが難しかったため、色がまばらになってしまうことが多かったとのことですが、技術の進歩に伴って現在のレンガは色を統一できるようになったと聞いたことがあります。

しかしアトリエキバコさんは、ハネ品を選ぶことで規格品にはない色の風合いと温かみを出せると言います。

時間を惜しまずに工場までハネ品を選びに行くところが、テレビでよく見る”匠”ってやつですよね。

因みにレンガの色は、粘土に含まれ鉄分が焼成時に赤くなるためとのことです。

 

 

写真

 

訪問したお家情報

atelier Kibaco(アトリエキバコ)

住所:北海道江別市緑町西2丁目1-10
時間:10:00〜18:00
定休日:水・日・祝

URL:https://atelier-kibaco.com/

 

 

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